四周年記念企画
「女の子だけの座談会」in 主人公編



[--] 座談会を始める前に、まず今日の出席者を確認します。ひとりずつ自己紹介をどうぞ。


「では、私から。名前はハルミス・サティーナと申します。サナって呼んでくださいね」
「次は私? スノーリル・レシェフォンです。では、私はスノーで」
「アリシア・ダシュクです。私は特に愛称はないので好きなように呼んでくださって構いません」
「え? あれ?(突然呼び出されて困惑中) あっと、平原雪乃といいます。ええ〜っと、雪乃でお願いします」
「ところで、雪乃さんとは同じくらいかしら?」
「あ。多分そうだと思います。というか、だから引き出されたんだと思いますよ」
「? 何の話ですか?」
「さあ、なんでしょうね?(ものすごい笑顔)」
「ア、アリシアさん。ちょっと怖いですよ」
「カタリナもそれを聞くとこうなるわ(苦笑)」



[01] 今日のテーマは「女の子だけの座談会」ですが、皆さんは家事は好きですか?


「ん〜。好きか嫌いかっていうと嫌いかなぁ。半分は仕事だし。特に洗濯はあまり好きじゃない」
「お仕事なの? 大変だろうけど偉い」
「そんなことないですよ(照)」
「私はなにもできないし、する必要のない環境です」
「ええ〜! 羨ましい!! 一日でいいから代わってください!」
「代わったら次の日が大変そうね」
「ああぁ…」
(笑)
「アリシアさんは好きですか?」
「私は必然ですから。好き嫌いの問題ではないですね」
「あ。同じく。私がしないと結局どうにもならないから」
「してくれる人はいないんですか?」
「覚えさせようかしらね…(明後日の方角を見る)」
「一緒にいればしてくれそうだけど…(微笑)」



[02] 髪型や洋服には気を使っていますか?


「特には」
「特には」
「2人とも可愛いんだからもう少し見た目に興味を持ったほうが」
「雪乃さんもあまり人のこと言えないのでは?」
「アリシアさんだってそうでしょう?」
「スノーはお姫様だからいつも着飾ってそうだけど」
「そうでもないと思うけど…。私の場合は、私より周りが構ってくれるから。着飾る時はすごいの。サナだって特別なときは着飾るでしょう?」
「ん〜そうだけど。普段は特に着飾る必要を感じないし。あ。でも仕事着はそれなりに可愛いのですよ。お客様にも見られるものだから」
「なるほどね。まあ、二人はまだお化粧するするよりはそのままがいいかも」
「雪乃さんはお化粧してますけど、アリシアさんはしてないですよね」
「そうね」
「そういう状況にないですからね……最後に着飾ったのは祭典に出たときが最後な気がしてきたわ。最近は髪もだいぶ…」
「髪?」
「手入れしているわけでもないから、ほら、毛先がだいぶ痛んできてるでしょう?」
「ああ、ホントだ。栄養が行き渡っていないですよ」
「食事は確かに影響してるわねぇ」
「それでスノーの髪はきれいなのかな」
「え!? あ、ありがとう(照)」



[03] 言葉遣いはどうでしょうか。 汚い・乱暴な言葉は使っていませんか?


「両親が煩かったので汚い言葉使いはしないように躾けられました」
「私も同じ。あ、でも、貴族の友達に「砕けすぎ」って言われるときがある」
「スノーちゃんはお姫様だからね。私は、まあ、現代っ子なので」
「使う?」
「まあ、時々。アリシアさんは絶対に使わなそう」
「ふふ(黒い笑み)」



[04] この中で1番女性らしいのはどなただと思いますか?


「アリシアさん?」
「アリシアさん」
「そうね」
「それはどの点を判断して?」
「一番お姉さんだと思うから(他意は無い)」
「サ、サナ…。ええっと、纏う雰囲気が柔らかくて、優しい感じがするからです」
「なんだろう。この中で一番男性にもてそうな気がするから」
「そうかしら? 男性にもてるのは多分サナみたいな子だと思うわ」
「あはは(困)」
「そうなんですか?」
「もてないですよ」



[05] では、姉御肌なのは?


「ア…もごっ!(スノーに口を塞がれる)」
「この中で、ってなると難しいかも」
「頼りになるって意味でならアリシアさん」
「私はスノーだと思うわ」
「え? どうしてですか?」
「一番気を使えそうだから」
「ええっと(焦)」
「あはは!」



[06] キレイになるための努力はそれぞれしていますか?


「まあ、それなりに」
「状況が許す限り」
「してないです」
「私も自分ではしてないかな」



[07] こうなりたいと思う「女性像」がありましたら教えて下さい。


「お母様」(即答)
「ああ。分かる気がするわ。私も母上みたいに強い人になりたい」
「強い人なの?」
「私を産んだ人ですから」
「母親という女性ほど強いものはないですからね」
「雪乃さんは?」
「私? そうねぇ。カッコイイ女性に憧れるかな」
「カッコイイって男性に使いません?」
「うん。男性に負けてないくらいのカッコイイ女性」
「アリシアさんは?」
「特にないわね。少し前は母になりたいと思ったけど、今は特には」



[08] それぞれを漢字一文字で表すとどうなりますか?


「漢字?」
「ああ〜。コレは私しか答えられないかな」
「知ってるんですか?」
「まあ、一応?」
「昔、東にあった文字ね。時々目にするわ。読めないけど」

サティーナ 「祭」
スノーリル 「唯」
アリシア  「智」

「ですかね」
「雪乃さんは?」
「私ですか? 自分を例えるのは難しいですよ」



[09] 「女性に生まれてよかった」と思うことをひとりずつお願いします。


「お母様の役に立てたのは私が女の子だったからなので、良かったです」
「あまり思った事はないけど。もし私が男でもし兄弟がなかったらと考えると、女でよかったかな」
「スノーちゃん暗いぞ。ほら、女の子だったから出会えた人もいるでしょう?」
「そうそう。女の子限定のお菓子屋さんとかも沢山あるし」
「そうなの?」
「お姫様に一般の感覚は求めないほうが…」
「まあ、私もあまり女でよかったと思えたこと少ないんだけどね。でも、助けてくれる人が多いのは女だからかなと思う」
「そうね。女性であることだけでも助かることは多いわ。でも、逆に怖い目にも合うから気をつけてね」



[10] では、今日のテーマ「女の子だけの座談会」のまとめをお願いします。


「楽しかったです」
「女性に年齢は聞かないことが今日の教訓です」
「あははは。最終的にそこかもしれない」
「世間の常識です」



[--] お疲れ様でした。


「また会えるといいですね」
「ええ。本当に楽しかったから、また次があるといいわね」
「アリシアさんの口調がどんどん砕けてきて、なんだか家族みたいでした」
「あれが地なの。本当はもう少し口が悪いんだけど、最近言葉使いに気を使っているから」
「職業柄もあるだろうし」
「うん。それもある。スノーは確かにお姫様にしては砕けすぎね」
「やっぱりそうですか」
「私は話しやすかったです」




これにて終了です。


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今回は各作品の主役で座談会を開催してみました。
なかなか楽しかった。
さて、読者様は楽しんでいただけたのでしょうか…。
当初3人で進めようかと思ったけど、進行役がいないことに気がつき、急遽お題にいる雪乃さんをお呼びしました(笑)
座談会だからたくさんいたほうが楽しいだろうし。
いつの日か各作品で座談会やりたいですねぇ。

お付き合いありがとうございます!




配布元/あなぐら