四周年記念企画
「男の子だけの座談会」in 主人公編
[--] 座談会を始める前に、まず今日の出席者を確認します。ひとりずつ自己紹介をどうぞ。
「名はクラウド・ディーデル。現在皇太子という立場にいる」
「俺はトリウェル・アキード。今は特に職についているわけでないな」
「なんか堅苦しいの多いな。あ、俺はウルド。少年は?(視線を合わせる)」
「…バロック」
ウ「バロックか。いい名前だな」
ク「男の子だったのか」
ア「妙な感じがするけど…人間…だよな?」
ク「私には人にしか見えないが?」
バ「今は人だ」
ウ「その言い回しが微妙だな(笑)」
[01] 今日のテーマは「男の子だけの座談会」ですが、普段、男性だけで集まる時はどんな時ですか?
ク「会議」
ウ「まんまだな」
ア「男だけで集まることはないな」
ウ「ほう。それなりに女性が混ざると」
ア「そう人数が集まらないからな。せいぜい二人だ」
ク「そのくらいなら私もあるな」
ア「そういう貴方は?」
ウ「ウルドでいいぜ。俺は結構あるな。男だけで酒飲むこととか、仕事で男だけとか」
ア「ああ。なるほど」
ウ「バロックはないか」
バ「ない」
[02] 体力に自信はありますか? また、力仕事は得意ですか?
ウ「あるある。当然。無けりゃ死んでるって」
ア「俺はあまりない。力仕事もそれほどするわけでもないな」
ク「体力はあるほうだと思うが。力仕事は私もしない」
ウ「クラウドは口調硬いな。いつもそんなか?」
ク「人前では」
ア「そういうものだろう」
ウ「ここくらいは砕けてもいいと思うぜ? な、バロック」
バ「私に言うな」
ウ「バロックは力なさそうだなぁ」
ア「他の力はありそうだけどな」
[03] 家事が得意だと言う方はいらっしゃいますか?
(シーン)
ウ「おい。一人くらいいないのかよ」
ク「そういう貴方は?」
ウ「だからウルドでいいって。うーん。アーヴィングは得意だけどなぁ。俺はダメだ」
ア「身の回りのことくらいはするけど、俺も家事が得意というわけではない。クラウドさんは?」
ク「私も得意だとはいえない。兄は何でも一人でする方だが」
バ「家事は女の役割だろう?」
ウ「お。やっとしゃべったな。そうでもないぞ。男でもするやつはいるし」
ア「逆に女性でも不得意な人もいるし」
バ「ふーん」
[04] この中で1番男らしいのはどなただと思いますか?
ア「ウルド」
ウ「そうか? 俺はクラウドだと思うな」
ク「根拠は?」
ウ「よく似たヤツ知ってるからかな。色味は真逆だけど」
ア「クラウドさんは?」
ク「基準がよくわからない」
ウ「バロックもわからなそうだな」
バ「女が好みそうなのはウルド」
ウ「は?」(耳を疑う)
ク「女がって…」(しばし呆然)
ア「やっぱり、中身違うだろう」(怪訝そうに見つめる)
バ「中身ではない」
ウ「あ?」
ク「中身じゃないって…外身が違う?」
バ「気にするな(微笑)」
(一同ドン引き)
[05] では、面倒見のよい兄貴分は?
ウ「ああ〜。ええ〜っとだな」(まだ引きずってる)
ア「この中でって質問だよな?」
ク「うん。そうであるはず」
ウ「面倒見かぁ。やっぱ俺?」
ア「面倒見がいい自覚があるんですか?」
ウ「まあ。この中では年上みたいだしな」
ク「確かに。実際、バロックの面倒を一番てるし」
ウ「なんかクラウド口調変わってないか?」
ク「あ」
ア「そういえば。だいぶ砕けてる」
ウ「アレがだいぶショックだったか」
バ「アレ?」
ウ「そうそう。アレだよ」(バロックの頭に手を置く)
[06] 体力づくりなどの努力はそれぞれしていますか?
ク「それなりにしている。何かと必要になるから」
ア「俺はあまりしていないと思う」
ウ「日々鍛錬。衰えてきたら仕事もやめないとな〜」
ア「力仕事なんですか?」
ウ「もうバリバリ! バロックは全然だろう」
バ「しない」
[07] こうなりたいと思う「男性像」がありましたら教えて下さい。
ク「強くなりたい。何があっても動じないくらい」
ウ「強くか。男なら思うだろうな」
ア「俺は守れる男かな」
バ「そうだな」
ウ「おお? 少年は守りたい人がいるのか?」(興味テンコ盛り)
バ「守られるよりは」
ウ「つまり今は守られてるってことか?」
ク「母親か?」
ア「ああ、そうか」
ウ「ええ〜。つまんねぇ」
[08] それぞれを漢字一文字で表すとどうなりますか?
ク「かんじ?」
ア「知らない言語か」
バ「東の言葉だな」
ウ「少年のとこにもあるのか」
バ「良くは知らない」
ウ「んじゃ、俺が適当に」
クラウド 「憧」
アキード 「任」
バロック 「靖」
ウ「こんな感じ?」
ク「意味は?」
ウ「知らぬが花って言葉知ってるか?」
バ「良い意味ではないのか」
ウ「そうでもないけど、知ったら知ったで沈黙しそうな内容かもな」
[09] 「男性に生まれてよかった」と思うことをひとりずつお願いします。
ク「思ったことはないな」
ア「俺は男でよかったな。あの場所で女は生きにくいだろうから」
ウ「なんか過酷な環境なんだな。俺はそうだな〜。女は面倒そうだからな。男でよかったと思う。うん」
バ「今のところどちらでよかったとは思わない」
ウ「まあ、まだ小さいしな。でも見た目美少女だと何かと問題がありそうだけどな」
ア「世の中まともなやつばかりじゃないからな」
バ「そうか」
[10] では、今日のテーマ「男の子だけの座談会」のまとめをお願いします。
ウ「まとめって…。なに話した?」
ア「男だけで話すことがあまりないから新鮮だった」
ク「たまにあると息抜きになっていい」
ウ「そういう時間を設けろよ」
ク「無理そうだな」
ア「問題が片付いたら」
バ「もう呼ぶな」
ウ「あははは」
[--] お疲れ様でした。
ウ「お疲れー。よし、このまま飲みに行くぞ!」
ク「私は公務があるので」
ウ「ああ? なんだよ口調戻ってるぞ」
ア「俺もとりあえずまだ忙しいんで、これで」
ウ「おいおい。年上の言うことは聞くもんだぞ…あれ? 少年は?」
ア「帰ったみたいですね」
ウ「なんだよ。みんな付き合い悪いぞ」
ク「では。先に失礼する」
ア「お疲れ様」
ウ「これで終わりかよ」
これにて終了です。
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今回は各作品の主役で座談会を開催してみました。
なかなか楽しかった。
さて、読者様は楽しんでいただけたのでしょうか…。
こちらはお題にいるウルドを始めから呼ぶ予定でした。だって、他の3人じゃ絶対に面白くない!(断言)
結局バロックくんはあまり話してないかなぁ。
設定自体に問題が?いやいや、そこはあえて突っ込まない方向で。
お付き合いありがとうございます!
配布元/あなぐら