#我  #瞳  #白  #戦  #後

「アリシア。食べてもいいか?」
「何ですか? ポッキー? お菓子ですね。どうぞ食べてください」
「両端から二人で食べるものだとジョルジュが言っていた」
「そうなのですか?」
「アリシアは知らないのか?」
「ええ。初めて知りました」
「何かの儀式か?(ポッキーを見つめる)」
「さあ? そうしないと呪われるのでしょうかね(にっこり)」
「くだらんな(大真面目)」
「どうします?(挑発的な笑み)」
「………(不機嫌)」
――ポキッ!


#我  #瞳  #白  #戦  #後

「サナ。いいものをやろう」
「なんですか? ポッキー??? お菓子ですね」
「そうそう。これにはな正しい食べ方っていうのがあって、男女が両端から食べるものなんだ」
「え? どうしてですか?」
「やってみればわかる(サティーナの口にポッキーを突っ込む)」
「(近付くウェインに後ずさる)ハーディスさん!」
「(肩を掴む)これが正しい食べ方なんだって(至ってマジメ)」
「嘘! 絶対に嘘です!!」
「あはははは!」


#我  #瞳  #白  #戦  #後

「スノーリル(にっこりひょっこり)」
「! は、はい。ええっと、どうしたのですか?」
「珍しいものを手に入れたから持ってきた」
「? お菓子ですか。ありがとうございます」
「何でも食べ方が独特なんだそうだ」
「それはこの形に由来するの?」
「さすが、いい勘だ(ポッキーを銜える)」
「?? 普通に食べ…へ?」
「そっちから食べて」
「ええええ?? ど、どうして!?」
「そうやって食べるからこの形状なんだ」
「ほ、本当に?」
「うん♪」
「ううぅ。カタリナー!!(逃)」


#我  #瞳  #白  #戦  #後

「いや。ある意味必然? っていうか、何の意味があるの?」
「イベントですから(極上の笑み)」
「そういうもの?」
「はい。川上さんはメンズのが好きですよね」
「アユちゃんはイチゴ?」
「極細を何本かまとめて食べるのが好きです」
「ほう。それはなんか意外」
「というわけで、はい(ポッキーを取り出す)」
「ありがとう(そのまま食べる)」
「え! 千智さん!」
「なに? くれるんでしょう?」
「酷い(涙目)」
「ああ、ほら、あげるから泣かないの(食べかけをあげる)」
「ええ?! あ。えっと、はい…ありがとうございます(照)」


#我  #瞳  #白  #戦  #後

「なんとなく、そんな感じはしてました(ため息)」
「そんなってどんな?(笑)」
「ランダムで5個だから、どうしても一枠余るわけですよ」
「そうだね。だからこそ有効利用させてもらわないとね」
「木崎さんこういうの好きそう」
「そうでもないよ?」
「そうですか?」
「俺は直接のほうがいいし」
「………」
「まあ、襲うのにはいい口実だよね」
「………(それに返事するべき?)」
「雪乃さん?(笑)」
「なんですか(棒読み)」
「顔赤い」
「気のせいです!」
「ポッキーの日」 (2009/11/11)